韓国と日本が22日の国交正常化50周年記念行事をきっかけに関係改善の動きをみせている中、軍事情報の共有を本格的に始めたことがわかりました。
匿名希望のアメリカ国防総省の当局者が明らかにしたものです。
韓日米3国は、去年12月、「北韓による核とミサイルの脅威に関する韓日米三者間情報共有取り決め」に署名しましたが、韓日関係が冷え込み、これまで意味のある情報共有は行われませんでした。
今回、韓国と日本が情報共有を始めた背景には、アメリカからの積極的な働きかけがあったということです。
アメリカはことし4月半ば、「韓日米防衛実務者協議(DTT)」を開き、韓国と日本に対し、北韓の核とミサイルに関する情報共有に積極的に協力するよう、求めたとされています。
軍事レベルの交流が事実上途絶えていた韓国と日本が情報共有を始めたことで、両国の関係はもちろん、北東アジアの情勢にも少なからず影響を及ぼすものとみられます。