旧日本軍慰安婦問題で、アメリカ連邦下院が日本に対して解決に向けて努力を促す決議をしてから8周年となる集会が、28日、アメリカ・ワシントンD・Cの議員会館で開かれ、決議を主導した下院議員や元慰安婦の女性らが「日本は歴史を直視すべきだ」と訴えました。
集会を開いたのは韓国系アメリカ人の市民団体などで、決議の採択を主導したマイク・ホンダ議員ら4人の下院議員や元慰安婦の女性も参加しました。
集会では、全員で決議文を読み上げたあと、戦時中、日本軍に強制的に連れ去られて慰安婦にされた少女たちを描いた映画の一部を見ました。
集会でホンダ議員らは、「安倍首相が侵略戦争を認め植民地支配を謝罪しなければ、日本に対する不信感がさらに深まるだろう」と強調し「戦後70年のこの機会に日本は過去を直視し、歴史的な責任をとるべきだ」と訴えました。