アメリカの有識者らは、中国が来月3日に開催する抗日戦勝記念行事の軍事パレードに、朴槿恵(パク・クネ)大統領が出席することは望ましくないとする考えを表明しました。
アメリカのシンクタンク・ヘリテージ財団が、「安倍首相の戦後70年談話以後の韓日関係」をテーマに18日にワシントンで行ったシンポジウムで、エバンス・リビア元国務副次官補は、「軍事パレードへの出席が、平和と協力、和解という韓国政府の目標に近づけるのか」と指摘し、朴槿恵大統領の北京訪問と、軍事パレードへの出席を分離すべきだとする考えを強調しました。
また、アメリカ外交問題評議会のシーラ・スミス日本担当研究員は、「民主主義国の指導者が軍事パレードに出席するのは容易ではない」と述べ、軍事パレードへの出席は望ましくないとする考えを表明しました。
朴槿恵大統領は、3日の抗日戦勝記念行事に合わせて中国を訪問するものの、軍事パレードには出席しない方向で調整を進めているものと伝えられています。