中国は3日、北京で、抗日戦勝利70年を記念する大規模な軍事パレードを行いました。
軍事パレードには、中国の習近平国家主席のほか、朴槿恵(パク・クネ)大統領、ロシアのプーチン大統領など49か国の指導者や、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長らが出席しました。
まず、戦勝70年を意味する70発の礼砲の打ち上げと同時に国旗掲揚式が行われ、続いて、習近平国家主席が演説し、歴史を正しく認識することの重要性を強調しました。
そのあと、中国のほか、ロシア、モンゴルなど11か国の将兵およそ1万2000人のほか、戦車や防空ミサイルなど500以上の主力兵器と、200機近い航空機が参加し、過去最大規模の軍事パレードが行われました。
今回参加した兵器は全て中国製で、このうち、およそ80%が初公開の兵器となっています。
パレードの様子は、中国の国営放送局のCCTVによって生中継されました。
軍事パレードが行われた北京の都心では、車が通行止めとなり、厳しい警戒態勢が敷かれました。