包括的核実験禁止条約当該国は、北韓に対してさらなる核実験の中止を求める宣言文を採択しました。
包括的核実験禁止条約発効促進会議が29日、ニューヨークの国連本部で開かれ、北韓による核実験の中止を求める宣言文を採択、その中で、北韓の核開発が国際社会の核拡散防止の動きを妨げているとして深刻な憂慮を表明し、北韓に対して、さらなる核実験を実施しないよう求めました。
また、北韓による過去3度の核実験を強く糾弾し、北韓の核実験や長距離弾道ミサイルの発射と関連した国連安保理の決議や2005年9月の6か国協議の共同声明の内容を順守するよう促しました。
包括的核実験禁止条約は、あらゆる空間での核実験による爆発を禁止する条約で。1996年9月に国連総会で採択され、これまで164か国が批准しています。
アメリカやイスラエル、イラン、エジプト、中国は署名はしていますが、議会批准が済んでおらず、北韓、インド、パキスタンの3か国は署名すらしていません。