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国際

米中外相会談 北韓制裁めぐり温度差

Write: 2016-01-28 10:44:22Update: 2016-01-28 11:22:54

米中外相会談 北韓制裁めぐり温度差

中国を訪れたアメリカのケリー国務長官は27日、北京で王毅外相と会談し、国連安全保障理事会による実効性のある制裁の実施を求めましたが、王毅外相は、慎重な姿勢を崩さず、双方の溝は埋まりませんでした。
会談で、米中は、北韓の核実験を受けた国連安保理の制裁決議などへの対応について協議し、決議の必要性については一致しました。
ただ、会談後の共同記者会見で、王毅外相は、「韓半島の非核化、対話による解決、韓半島の平和と安定のうち、一つも欠けてはならない」としたうえで、「制裁が目的になってはならない」と述べ、アメリカが求める「強力な制裁」に慎重な姿勢を示しました。
一方のケリー国務長官は、「北韓から同盟国を保護するためのあらゆる措置をとっていく」と述べました。
また、「中国にはできることがある」と述べ、北韓とのつながりが深い中国が影響力を行使するよう改めて訴えました。
アメリカは、北韓への原油の輸出や北韓産鉱物の輸入の禁止、厳しい金融制裁などを盛り込んだ国連安保理決議案の草案の採択を引き続き目指していくものとみられますが、中国との交渉には、まだ時間がかかるものとみられます。

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