6か国協議の中国首席代表の武大偉韓半島問題特別代表が、2日、北韓を訪れました。
4回目の核実験が行われてから中国の高官が北韓を訪れるのは初めてです。
武大偉特別代表が北韓を訪れた2日、北韓の衛星打ち上げ計画が公表されました。
人工衛星も安保理決議に違反することから、北韓の追加挑発を抑止するため、中国がどのような役割を果たすかに注目が集まっています。
これに先立ち、武大偉特別代表は先月14日には6か国協議の韓国代表の黄浚局(ファン・ジュングク)平和交渉本部長を始め、21日に日本の石兼公博アジア大洋州局長、さらに28日と29日の2日間アメリカのソン・キム北韓担当特別代表と相次いで会談しています。
これまでアメリカは中国に対し、より強い制裁措置に応じるよう求めてきましたが、北韓を追い込むことに慎重な中国は制裁そのものが目的になってはならないとし、6か国協議の再開や対話の必要性を強調してきました。