在外公館長会議に出席するため、ソウルを訪れている金勝鎬(キム・スンホ) 駐イラン韓国大使が、朴槿惠(パク・グネ)大統領のイラン訪問について「両国の間で検討が進められている」ことを明らかにしました。
16日、外交部で行われた会見で述べたものです。
金勝鎬大使は、イランと西欧諸国との核交渉が妥結したことを受け、イランに対する国際社会の制裁が解除されてからイランに投資しようとする動きが相次いでいると述べた上で、北韓に対して「こうしたイランの変化をみて北韓の当局者には自覚してほしい」と指摘しました。
金大使は、イラン市場の価値について「世界的な不景気の中、需要が見込める市場はそれほど多くない。輸出を増やせる余地のある市場は、イランしかないのではないか」と高く評価しました。
また、金大使は、韓国がイランとの経済関係の復元に取り組んでいると強調し、「現在、イランにある韓国企業が18社、新しく事務所を開こうとする企業が7社に達する」と述べました。