韓国南東部の蔚山（ウルサン）沖合で、5日午後8時半ごろ、マグニチュード5.0の地震がありましたが、震源地近くの原発をはじめ、国内の原発は、全て正常に稼動しているということです。
震源地に近い蔚山や月城（ウォルソン）などでは原発27基が稼動しています。また、この地域には重化学工場も密集していることから、2次災害への市民の不安が高まっていました。
原発運営会社の韓国水力原子力が6日、明らかにしたところによりますと、「蔚山近くの月城と、古里（コリ）原発に地震の影響はなく、国内全ての原発が正常に稼動している」ということです。
また、蔚山近くの原発は、マグニチュード5.9~6.8の地震に耐えられるように設計されているということです。
ただ、震源地近くの原発では、余震に備えて、非常勤務体制をとっているということです。
気象庁によりますと、今回の地震の規模は1978年に観測を始めて以来、国内では5番目の大きさで、蔚山付近でマグニチュード5.0の地震が発生したのは今回が初めてということです。