韓国の研究グループが開発した無人機が世界で3番目に、成層圏での飛行に成功しました。
成層圏飛行に成功したのは、韓国航空宇宙研究院が開発した高高度太陽光無人機「EAV3」で、全羅南道(チョンラナムド)の高興(コフン)航空センターを離陸し、成層圏の高度18.5キロメートルで90分間飛行するのに成功したということです。
韓国で開発された無人飛行機が成層圏に到達したのは初めてで、世界的には、イギリスとアメリカに続いて3番目です。
「EAV3」は、飛行機の翼の上面に高効率の太陽光電池を取り付けており、翼の長さは20メートルですが、最先端素材の採用で、重さを53キロまで軽くしています。
成層圏は空気が薄く雲がないため、太陽光を動力源にすれば飛行しながら充電が可能なうえ、管制の対象領域ではないことから決まった航路がなく、自由に飛行することができます。
今後、違法操業する外国漁船の監視や海洋汚染・山火事の監視、農作物の作柄の観測などに活用できるものと期待されており、各国が開発・研究に取り組んでいます。
韓国航空宇宙研究院は、今後、「EAV3」を使って地上観測、大気資料の収集、通信の中継、気象観測などを行うことにしています。