北韓の5回目の核実験などについて、日本の安倍首相が、「決して容認できない」と強く非難しました。
安倍首相は12日、防衛省で行われた自衛隊高級幹部会同で訓示を行い、「北韓がこの9か月の間、2回にわたり核実験を強行したことは、決して容認できない」と強調し、北韓が国際社会からの非難を無視して弾道ミサイルの発射を繰り返しており、これは前例のない事態だとしました。
さらに安倍首相は、去年9月に日本の国会で成立した安全保障関連法について、「制度は整備されている。あとは血の通ったものとすべきだ」と述べ、安全保障関連法を本格的に運用するという意思を表しました。
自衛隊高級幹部会同は、統合幕僚長をはじめとする陸海空各自衛隊の幹部らおよそ180人が出席するもので、通常は年末に行われますが、今回は北韓の核実験への対応方法を模索するために緊急招集されました。