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国際

違法操業の中国漁船 艦砲射撃など強力対応へ

Write: 2016-10-12 11:27:03Update: 2016-10-12 11:34:39

違法操業の中国漁船 艦砲射撃など強力対応へ

中国漁船による違法操業問題が深刻化している中、韓国政府は、中国漁船に対してバルカン砲を発射したり船体に体当たりして制圧するなど、厳しく取り締まっていく方針を発表しました。
韓国仁川(インチョン)沖の西海で7日、中国漁船が、違法操業を取り締まり中の韓国海洋警察の警備艇に体当たりし、警備艇が転覆したことを受けて、韓国政府は11日、政府ソウル庁舎で関係機関による対策会議を開き、中国漁船が体当たりを図るなど、先に暴力を使用して韓国側の公務執行を妨害した場合には、バルカン砲など重火器の使用や母艦による体当たり攻撃を行うなど、強制力を行使することを決めました。
現行の海洋警備法は、船舶や犯人などが船体、武器などの危険物を利用して海洋警察など警備側に攻撃を加える場合、重火器を使用することができるとしていますが、これまで韓国海洋警察は、違法操業の漁船に対して艦砲による直接攻撃を加えるなどの強力な対応を行ってきませんでした。政府当局が艦砲などの重火器を中国漁船の取り締まりに使用すると発表したのは今回が初めてのことです。
また政府は、違法操業をした中国漁船が逃走する場合には公海まで追跡し、中国の領海まで逃走した漁船の場合には、中国海洋警察に検挙するよう求める方針です。
さらに、暴力を使った対抗や漁船による体当たりを行う場合、公務執行妨害の疑いで船員全員を逮捕して捜査するほか、韓国政府の許可なしに操業を行った漁船に対して没収の判決があれば即時廃棄するなど、強力に対応するとしています。

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