アメリカのトランプ次期米大統領は15日、同盟国が防衛費に応分の支出をしていないと改めて指摘しました。
トランプ次期大統領が15日付けのイギリス紙「タイムズ」とドイツ紙「ビルト」との共同インタビューで、述べたものです。
このなかで、トランプ氏は、NATO=北大西洋条約機構について、「テロに対応しておらず時代遅れだ」と批判しました。
また、「多くの加盟国が防衛費に応分の支出をしておらず、アメリカにとって不公平だ」と批判しました。
トランプ氏は、大統領選でも同盟国の防衛費負担について不満を表明していますが、当選後の表明は初めてです。
次期国務長官に指名されたレックス・ティラーソン氏や国防長官に指名されたジェームズ・マティス氏も先週開かれた上院の公聴会で、同盟国に対し、アメリカ軍の駐留経費の分担を増やすべきという認識を示しており、トランプ氏の就任後、韓国を含む同盟国に対する防衛費分担金の増額の圧力が強まるものとみられています。