アメリカのマティス国防長官が2日、韓国を訪れました。
マティス国防長官は3日、ソウルで開かれる予定の韓米国防相会談で、韓民求(ハン・ミング)国防部長官と、アメリカの戦略兵器を韓半島に常時配備・循環配備する問題などについて議論する予定です。
マティス国防長官は、2日、韓国駐留アメリカ軍の京畿道(キョンギド)烏山(オサン)空軍基地から韓国入りし、アメリカ軍司令部を訪れました。
その後、大統領府青瓦台の金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長、黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行と相次いで会い、トランプ政権発足後も韓米同盟関係に変わりはないということを再確認する予定です。
3日は、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と会ったあと、韓民求(ハン・ミング)国防部長官と公式に会談し、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備を年内に実現することや、アメリカ軍の戦略資産を韓国に配備する問題などについて議論することになります。
一方、アメリカの軍事専門紙の「ディフェンス・ニュース」などが現地時間の1日、報じたところによりますと、「マティス国防長官の韓国訪問の日程と合わせて、国防総省が韓国に対して1億4000万ドルのミサイル販売を承認した」ということです。
これについて、「マティス国防長官の韓国への手土産になる」と評価し、「これで、アメリカの海外への兵器販売高は、2017年度(2016年10月から2017年9月まで)に合わせて472億ドルに上り、2012年度の記録を塗り替えるほど順調に進んでいる」と説明しました。