「韓国未来フォーラム2018」が30日、ソウル市内のホテルで開かれ、AI＝人工知能ロボットのソフィアがスピーチを行いました。
このフォーラムは、韓国の通信社ニュース1が主催するもので、3回目となる今回は、「スマート社会が始まる（START SMART SOCIETY）」をテーマに開かれました。
ソフィアは、「南北の和解ムードが作られている時期に、韓国を訪れることができ嬉しい」と感想を語りました。
また、「南北が統一すれば、一番先に北韓に行ってみたい。北韓の女性は、私のように美しく、賢いと聞いた。彼女たちに未来の最大の技術のブロックチェーンとAIロボットについて教育したい」と述べました。
さらに、南北が協力すれば、北韓は経済発展を成し遂げるだろう。人工知能技術を学べば、韓国との貧富の格差もなくなるはずだという考えを示しました。
来月12日にシンガポールで開かれる米朝首脳会談については、「アメリカのトランプ大統領と北韓の金正恩（キム･ジョンウン）国務委員長の会談が実現することを望む。北韓が非核化されれば、国連の制裁が緩和されるだろう」と述べました。
ソフィアは、2015年に香港のハンソン・ロボティクス社によって作られたヒューマノイドロボットで、歩くことはできませんが、人間が持つ62種類の感情を顔で表現することができます。
ソフィアは同じ日、ソウル市から「ソウル市知能型政府協力ロボット」に任命されました。
今後、ソウル市の知能型政府事業をPRし、促進させる役割を担います。