大韓サッカー協会は2023年の女子ワールドカップの南北共同開催を目指し、招致の意思を示した表明書をFIFA=国際サッカー連盟に提出しました。
FIFAが19日、発表したところによりますと、2023年女子ワールドカップの開催地に名乗りをあげる意思表明書は、提出期限の今月15日までに「9か国のサッカー協会からあった」ということです。
開催地に立候補したのは、韓国のほか、日本、アルゼンチン、オーストラリア、ボリビア、ブラジル、コロンビア、ニュージーランド、南アフリカ共和国が含まれています。
FIFAは、このうち大韓サッカー協会は、北韓サッカー協会との共同開催の意思を表明したと明らかにしました。
2023年女子ワールドカップの南北共同開催の招致は、FIFAのファンティノ会長から先に、大韓サッカー協会に提案があったとされ、注目を集めています。
正式な招致申請書の提出は来月16日までで、2020年3月には開催国が決定します。
大韓サッカー協会は、「FIFAから招致申請に必要な書類を受け取り、北韓の立場表明を待っている」と話しました。
また協会関係者は、「招致申請の締め切りまで状況を見守りながら、韓国の最終的な立場を決めて、FIFAに提出する方針だ」と説明しました。
FIFAによりますと、1991年から始まった女子ワールドカップの歴史のなかで、開催地に9か国も名乗りを上げたのは初めてで、2023年女子ワールドカップの招致に向けた競争はこれまででもっとも激しくなりそうです。