去年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックのスピードスケート女子500メートルでライバル対決後、抱き合って互いの健闘をたたえ合い、感動を与えた李相花(イ・サンファ)選手と小平奈緒選手に韓日友情賞が贈られることになりました。
平昌冬季オリンピック・パラリンピックのレガシーの活用を図る「2018平昌記念財団」の柳承敏(ユ・スンミン)理事長は1日、聨合ニュースとのインタビューで、「スピードスケート女子500メートルで優勝した小平選手と、2位の李選手は、両国国民に感動を与えた。2人に韓日友情賞を授与する計画だ」と明らかにしました。
在日大韓体育会の創立75周年にあわせて東京を訪れている柳氏は、「友情賞の授与について、2人から前向きな回答を得た。詳しい日程を調整している。オリンピックで見せてくれた2人の友情は、オリンピック精神とは何かを示す理想的な姿で、オリンピックのレガシーだと思う」と強調しました。
平昌冬季オリンピックのスピードスケート女子500メートルでオリンピック3連覇に挑んでいた李選手は、小平選手に敗れて銀メダルにとどまりましたが、2人は試合後、抱き合って互いの健闘をたたえ合い、小平選手は李選手に「(韓国語で)よくやった。尊敬している」と話しかけ、李選手は「あなたが誇らしい」と声を掛け合ったということです。
李選手と小平選手はそれぞれ国旗を手にして一緒にトラックを回り、こうした場面は、平昌オリンピックの名シーンとして人々の記憶に残りました。