長嶺安政韓国駐在日本大使は、10月22日に行われる天皇が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」の前に、韓国が日本に特使を派遣すべきだとする意見を伝えていたことがわかりました。
長嶺大使は今月21日、ソウル市内で国会外交統一委員会の尹相現(ユン・サンヒョン)委員長と会った際、尹委員長が「12月末までに非公開の特使を日本に派遣し、韓日両国の対立の一時停止(モラトリアム)の宣言をすべきだ」という見解を示すと、「10月の即位礼正殿の儀の前に特使を派遣すれば、祝賀使節団も送れるのでは」と話したと、尹委員長が明らかにしました。
尹委員長は、「大統領府青瓦台や政府側はまず交渉を行ない、その後に非公開の特使を送るとしているが、いまの難局を打開するためには早くから送るべきだった」という考えを示しました。
また「非公開の特使を通じて、日本にただちに輸出規制を取りやめるよう要請し、われわれもできることをすべてやると伝えるべきだ」と話しました。
尹委員長は、「日本が韓国のホワイト国からの除外について、今週まで意見を募集し、30日か31日に発表する可能性が高い。来月からはホワイト国からの除外が全面的に始まるだろう」という見通しを示しました。