メニューへ 本文へ
Go Top

スポーツ

「今日は何で叱られるか怖い」アスリートへの日常暴力が浮き彫り

Write: 2019-11-27 10:06:42Update: 2019-11-27 10:47:42

「今日は何で叱られるか怖い」アスリートへの日常暴力が浮き彫り

Photo : KBS News

国家人権委員会が、20歳以上のアスリートを対象に人権に関する実態調査を行った結果、身体への暴力や言葉による暴力など、アスリートが日常的に暴力を受けている実態が浮き彫りになりました。
国家人権委員会は今月21日、20歳以上のアスリート、1251人を対象に、人権に関する実態調査を行いました。調査によりますと、暴言など言葉による暴力を受けたことがあると答えた人は33.9%で、身体への暴力は15.3%、セクハラなどの性暴力は11.4%でした。
このような暴力は日常的に行われいて、1週間に1~2回の暴力を受けていると答えた人は17%、毎日受けていると答えた人は8.2%でした。
国家人権委員会は、今月7日には、 アスリートを目指して訓練を受けている小中高生を対象にした人権の実態調査を行っていて、その調査結果でも、セクハラを受けたと答えた子供が2000人を超えるなど、子供たちが暴力にさらされやすい環境に置かれていることが指摘されました。今回の調査で、アスリートは、成人になっても依然として日常的に暴力を受けている現実が浮き彫りになった形です。
調査の記述式の回答欄には「何を言われるか怖い。今日はどんな理由で叱られるかがとても怖い」と書かれていました。
アスリートが日常的に暴力を受けていることについて、人権委員会は「成人のアスリートは人権侵害を受けても、問題を提起したら所属チームが解体したり、仕返しや不利益を受ける可能性があるため、泣き寝入りするしかない状況にある」と説明しました。
人権委員会は先週、専門家による討論会を行い、議論の結果を基に、今後、関連部処と人権保護に関する方策をまとめる方針を示しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >