患者のたんや唾液などの検体を採取して分析するだけで、新型コロナウイルスの感染をその場で確認できるバイオセンサー技術が開発されました。
韓国基礎科学支援研究院の研究チームは、「グラフェン」という新素材を基盤とする電界効果トランジスタを応用したバイオセンサーを開発し、これによる新型コロナウイルスの検出に成功しました。
今回、開発されたバイオセンサーは、グラフェンの上に新型コロナウイルスに結合する抗体が固定されていて、そこに患者の検体を注入して抗体との結合を確認し、反応によってすぐに感染の有無を把握することができます。
患者の検体が抗体と結合反応を起こすと、これを認識したセンサーが電気信号変化を起こし、ウイルスの有無を知らせるという仕組みです。
現在、新型コロナウイルスの診断に使われているPCR検査は、結果を確認するまで3時間以上がかかりますが、このバイオセンサーを使えばリアルタイムでの確認が可能です。
ただ、韓国基礎科学支援研究院によりますと、今回の研究は実験室レベルでの研究成果であるため、商用化に向けてはさらなる研究が必要だということです。