韓国と中国が、新型コロナウイルスの感染拡大以降初めてとなる対面での会議を開き、経済協力策について話し合いました。
外交部によりますと、韓国外交部の李成浩(イ・ソンホ)経済外交調整官と中国商務部の李成鋼(り・せいごう)部長助理を首席代表に、韓中両国の包括的経済協力について話し合う「第24回経済共同委員会」が1日、中国・青島で開催されたということです。
この中で、両国間の必須的な経済活動を保障するために、企業関係者の入国手続きを簡素化した「迅速通路制度」が上手く運営されていると評価しました。
そのうえで、韓国側は、中小企業の入国手続きの円滑化や航空便の拡大など、制度改善に向けた中国の協力を要請し、中国側は、ポストコロナ時代に備え、デジタルおよび非対面産業など、シナジー効果が期待できる分野での協力が必要だとしました。
韓中両国は今後5年間の協力ビジョンを盛り込んだ「韓中経済協力共同計画」の作成についても議論し、できるだけ早期に完成することで合意しました。
また、年内の実現を目指している中国の習近平国家主席の来韓に備え、両国間の経済面での成果を充実させていくことで一致したということです。