韓国駐留アメリカ軍は、韓米合同軍事演習の実施前日の17日、韓国内のすべての基地を対象に移動・集会を制限するなどの防疫措置を強化しました。
韓国駐留アメリカ軍司令部は17日、「韓国での新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、予防の一環として午前5時から韓国内の全地域に対する健康保護態勢(HPCON)を『ブラボー』から『チャーリー』に格上げした」と明らかにしました。
韓国駐留アメリカ軍はすでに15日からソウルを含む首都圏の米軍基地に対して、健康保護態勢を格上げしていましたが、今回は韓国内のすべての基地が対象となりました。
アメリカ軍の健康保護態勢は「アルファ」、「ブラボー」、「チャーリー」、「デルタ」の4段階に分かれていて、「チャーリー」の段階では移動や集会が徹底的に制限されます。
韓国駐留アメリカ軍はまた、基地に出入りするすべての人に対して検温などを行う一方、必要な人員を除いて人員の配置を最小化し、在宅勤務などを実施する方針です。
一方、韓米合同軍事演習の実施前日の17日、韓国駐留アメリカ軍関連の感染者も5人増えました。この感染者たちは、今月1日から15日の間に烏山(オサン)空軍基地や仁川(インチョン)国際空港から入国した将兵だということです。