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サイエンス

絶滅危惧種の渡り鳥ハチクマ 仁川で8千羽の渡りを確認 

Write: 2021-11-10 09:35:23Update: 2021-11-10 13:57:10

絶滅危惧種の渡り鳥ハチクマ 仁川で8千羽の渡りを確認 

Photo : YONHAP News

国立生物資源館は9日、仁川(インチョン)の小青島(ソチョンド)で、猛禽類の秋の渡り調査を行ったところ、絶滅危惧種のハチクマの移動が去年より9倍近く多い8000羽も確認されたと発表しました。
猛禽類のタカの仲間であるハチクマは、春と秋に韓国に飛来する渡り鳥で、絶滅危惧種に指定されています。
今回の調査では、8497羽のハチクマが仁川の小青島を通過して移動したことが確認されました。2019年に猛禽類の渡り調査を始めて以来最も多く、去年の951羽の9倍近くとなっています。
ハチクマの移動が大きく増えた理由について、国の渡り鳥研究センターは、「ハチクマの繁殖地の環境が良好で、今秋の小青島の気象が上昇気流に乗って移動する猛禽類にとって有利に作用したためとみられる」と説明しました。国の渡り鳥研究センターは、観測された個体数が増えた理由を詳しく調べるため、ハチクマが主に繁殖をする中国やモンゴル、ロシアなどの周辺国と情報交換するなど、長期的に調査を行う考えです。
調査を行った国立生物資源館は「国の渡り鳥研究センターが位置する小青島は、ハチクマが最も多く飛来する地域で、長距離を移動する猛禽類を調査するのに最適の場所である」として、引き続き調査を行い、絶滅危惧種に指定されている猛禽類の保護に向け取り組んでいきたいと述べました。

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