サイエンス
韓国開発のイッテルビウム光格子時計 世界標準時計として採用
Write: 2021-11-11 01:45:08 / Update: 2021-11-11 09:10:51
韓国の研究グループが開発した、現時点で最も高い精度で時間を刻むことができるとされる「イッテルビウム光格子時計」が、世界標準時計として採用されることになりました。
「イッテルビウム光格子時計」は、レアアース元素の一種であるイッテルビウム原子の振動をもとに放射される電磁波の周波数をカウントすることで時間を刻む、次世代の原子時計で、韓国標準科学研究院が2014年に開発した「イッテルビウム光格子時計」が、世界標準時計として採用されることが決まりました。
世界標準時計を開発したのは、フランス、日本、アメリカ、イタリアに続き、韓国が5か国目です。
韓国標準科学研究院が開発した「イッテルビウム光格子時計」は、20億年に1秒しか誤差が生じない超高精度の原子時計で、これまでで最も高精度であるとされていたセシウム原子時計より精度が10倍高いということです。
韓国標準科学研究院は、2025年までに138億年に1秒未満の誤差しか生じない世界最高水準の光格子時計の開発を目指し、研究を進める方針です。
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