ことし春のソウルのPM2.5=微小粒子状物質の平均濃度が、観測を始めて以来、最も少なかったことがわかりました。
ソウル市によりますと、ことし3月から5月までのソウルのPM2.5の平均濃度は、1立方メートルあたり20マイクログラムでした。
これは、前の年の同じ時期より17%減少しており、ここ3年間の平均よりも23%減少しています。
同じ期間の大気停滞日数が、去年の23日から今年は8日と大きく減ったことや、黄砂の期間が12日から4日へと減ったことが、背景にあるとみられています。
またソウル市は、気象の要因だけでなく、自動車の低公害化、環境にやさしいボイラーの普及など、PM2.5の削減に向けた政策が実を結んだものと評価しています。