生徒数の減少で、ソウル北東部の道峰(トボン)区にある道峰高校が、ソウルの普通科高校としては初めて統廃合されることになりました。
ソウル市教育庁によりますと、道峰高校1年生全員の33人を対象にことし6月にアンケート調査を行った結果、全員が賛成し、先月、近くの高校に転入させたということです。
2年生と3年生は卒業するまで、道峰高校にそのまま通います。
道峰高校は2003年に開校し、2006年には249人の新入生が入学しましたが、それ以降新入生数が年々減り、ことしは45人にまで減ったということです。
ソウル市教育庁は、2年生と3年生の学習権を守るため、教員数を増やすほか、小規模な授業への予算の支援も拡大する方針です。
一方、学齢人口の減少で、ソウルではこれまで、小学校や中学校4校が統廃合され、9校がほかの地域に移転しました。
ソウル市教育庁は、「児童・生徒数の減少で、いまもソウル市内の4校の統廃合が進められ、2校はほかの地域への移転が進められている」と話しています。