7月から始まった新型コロナウイルスの再流行が減少傾向にあるなか、次の流行がことし12月に訪れるとの見方が出ています。
中央防疫対策本部の林淑英(イム・スギョン)状況総括団長は、6日の定例記者会見で、「新型コロナの再流行のヤマが、当初の予想よりも早い夏に訪れた。その影響で次の流行は、ことし12月から来年3月にかけてが、考えられる」と語りました。
専門家らの間でも、ことしの秋と冬は、ここ2年間のような流行にはならないとの見方が出ています。
これまで新型コロナの感染者は、変異株の登場とともに急激に増加しましたが、数回にわたる流行によって、国民の免疫力がある程度高まっているため、これまでのような大規模な流行は発生しない、時期も多少遅れるというものです。
一方、中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は7日午前0時までに新たに8万5540人が確認され、前日より1万4297人減りました。
新たな感染者の数は、水曜日としては、7月20日以来初めて10万人を下回ったほか、7週間ぶりにもっとも少ないということです。
重症患者は前の日より15人減って521人、亡くなった人は12人増えて合わせて2万7249人、致死率は0.11%となりました。