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社会

高炉3基が再稼働 台風で休止の浦項製鉄所

Write: 2022-09-13 12:52:31

高炉3基が再稼働 台風で休止の浦項製鉄所

Photo : KBS News

台風11号が上陸した際の豪雨によって操業を一時中断していた、慶尚北道(キョンサンブクト)浦項(ポハン)市にある鉄鋼大手ポスコの浦項製鉄所で、操業が再開されました。
ポスコは、浦項製鉄所の高炉3基全部の操業と、一部の製鋼工場を正常稼働させて鉄鋼製品の生産を再開したと、13日、明らかにしました。
ポスコは10日に第3高炉を、12日に第4高炉と第2高炉を順次、再稼働させました。
また、高炉で作られた銑鉄を鋼鉄にする製鋼工程も、7基ある転炉のうち4基、連続鋳造機8基のうち4基を復旧させて、運転を始めたということです。
しかし鋼鉄を用途別の形状に加工する圧延ラインは、現在も復旧の途中で、排水作業は80%ほど完了したものの、地下施設の復旧が終わらないと運転できないということです。
このため浦項製鉄所では、銑鉄から半製品までは生産しますが、圧延工程を経た最終製品は、当分の間、生産できない見通しです。
このため、ポスコは、13日から保管していた在庫を出荷するとともに、全羅南道(チョンラナムド)にある光陽(クァンヤン)製鉄所を最大生産体制に切り替えました。
ポスコは韓国の鉄鋼生産の35%を占めているため、浦項製鉄所の正常化が遅れれば、地域だけでなく、自動車、造船、建設、電子などの産業全体に影響を及ぼすおそれが出ています。

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