柔道の世界選手権女子57キロ級の決勝で、韓国のホ・ミミ選手が優勝し、韓国選手としては6年ぶりとなる世界選手権での金メダルに輝きました。
世界ランキング6位のホ・ミミ選手は21日、UAE=アラブ首長国連邦で行われている柔道の世界選手権で、女子57キロ級の決勝で世界ランキング1位のカナダ代表、出口クリスタ選手と対戦し、延長戦にまでもつれ込む接戦の末、反則勝ちで勝利を収めました。
柔道の世界選手権で、韓国人が金メダルを獲得したのは、2018年以来、6年ぶりで、女子の部での優勝は1995年以来、29年ぶりです。
ホ・ミミ選手は、韓国人の父親と日本人の母親のもと、日本で生まれ育ち、両方の国の国籍を持っていましたが、成人になるにあたり、2021年に日本の国籍を放棄して以降、韓国代表選手として活躍しています。
一方、出口クリスタ選手は、カナダ人の父親と日本人の母親のもとに生まれ、2017年にカナダの国籍を取得し、2019年と2023年の世界選手権で優勝していて、今回、2大会連続、3度目の優勝を狙っていました。