メニューへ 本文へ
Go Top

政治

景福宮璿源殿の扁額が日本から韓国へ

Write: 2025-02-04 09:51:50Update: 2025-02-04 10:46:39

景福宮璿源殿の扁額が日本から韓国へ

Photo : YONHAP News

朝鮮時代に歴代の国王の肖像画を祀り、国王自らが儀式を執り行ってきた景福宮(キョンボックン)の璿源殿(ソンウォンジョン)に掲げられていたとされる扁額が、日本から韓国に戻ってきました。
 
韓国の国家遺産庁と国外所在文化遺産財団は、去年、ゲーム会社「ライアットゲームズ」の支援を受け、景福宮の璿源殿に掲げられていたとされる扁額が回収されたと、3日、発表しました。
 
扁額とは、紙や絹、木の板などに文字や絵を描き、室内や門の上に掲げる額のことです。
 
璿源殿は歴代国王の肖像画が飾られていた建物で、国王が自らお香を焚いたり、参拝などの儀式を執り行う場でした。
 
国家遺産庁は、筆跡や顔料の分析、歴史資料の検討を経て、今回、回収された扁額が、文禄・慶長の役で焼失し、26代目の王、高宗(コジョン)の時代に再建された璿源殿に掲げられていたものであると判断しました。
 
扁額は、日本による植民地時代に日本に渡り、個人が所有していたということです。
 
国家遺産庁の関係者は「所蔵者側に対し、朝鮮王室の文化遺産である璿源殿の扁額は、必ず韓国に戻るべきだという正当性を伝え、積極的に説得した」と語っています。
 
一方、ライアットゲームズは、2012年に国家遺産庁と協約を結んで以来、文化遺産の回収に協力してきました。

今回、回収された扁額は、ライアットゲームズの支援により韓国に戻った7件目の文化遺産となります。
 
扁額は、今月27日に国立古宮博物館で初めて、メディア向けに公開される予定です。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >