パンやラーメン、コーヒーなど加工食品が大きく値上がりし、先月の消費者物価の上昇率は再び2%台になりました。
韓国統計庁によりますと、先月6月の消費者物価は去年同じ月に比べて2.2%上昇したということです。
消費者物価の上昇率は、ことし4月の2.1%から5月には1.9%に一時的に下がりましたが、先月再び2%台に上昇しました。
なかでも、加工食品は、去年に比べて4.6%上昇し、全体の物価を0.39ポイント押し上げました。これはおととし11月以降、もっとも大きな上昇幅です。
品目別には、コーヒーが12.4%、ハム・ベーコンが8.1%、ラーメンが6.9%、パンが6.4%それぞれ上昇しました。
統計庁は、「コーヒーやシリアルなどの出荷価格の値上げが段階的に反映された結果だ」と説明しています。
また、生活必需品の価格動向を示す「生活物価指数」は2.5%上昇し、消費者が肌で感じる家計の負担も増しています。
李在明(イ・ジェミョン)政権は、最近の物価上昇圧力を非常に深刻と受け止め、「緊急経済対応タスクフォース」を立ち上げ、30兆5000億ウォンの補正予算を編成し、品目ごとの需給と価格のモニタリングを強化するなど、包括的な対策に乗り出しています。