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文化

世界記憶遺産への登録申請 セウォル号沈没事故の記録など

Write: 2025-09-17 10:21:24Update: 2025-09-17 10:32:16

世界記憶遺産への登録申請 セウォル号沈没事故の記録など

Photo : YONHAP News

2014年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故に関する記録物のほか、伝統料理の知識書「需雲雑方(スウンジャプバン)」と「飲食知味方(ウムシクディミバン)」がユネスコ世界記憶遺産アジア太平洋地域リストへの登録に向けた国内審査を通過しました。
 
韓国の国家遺産庁は、世界記憶遺産韓国委員会の審議を経て、12日に申請書を提出したと明らかにしました。ユネスコ韓国委員会は「民間の視点から社会的災難を記録しており、その記録過程自体に癒しの意味がある」と評価しました。
 
セウォル号の記録物である「檀園(タヌォン)高校4・16アーカイブ」には、セウォル号の沈没事故で犠牲となった檀園高校の生徒たちの生前の記録や追悼活動、遺族と生存者の回復の過程が盛り込まれています。

一方、「需雲雑方」は、朝鮮時代中期の1540年ごろに民間で使われた最初の料理書で、酒や醤油、酢など発酵食品の調理法をまとめたものです。「飲食知味方」は、安東(アンドン)の貴族階級の家柄の女性、張桂香(チャン・ゲヒャン)が1670年に書いたハングルの料理書で、女性の知識継承を示す最も古い事例とされています。
 
登録の是非は来年6月、インドネシアで開かれるユネスコ世界記憶遺産アジア太平洋地域委員会の総会で最終的に決まります。

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