韓国の大衆歌謡界で最も多くの歌を作曲した朴椿石(パク・チュンソク)氏が14日、亡くなりました。80歳でした。
朴椿石氏は1930年ソウル生まれで、高校1年のときからピアニストとして音楽活動を始め、1949年にソウル大学の音楽学部に入学しました。
1954年に「黄昏のエレジー」で本格的に作曲家の道を歩み始め、日本でも有名なトロット「カスマプゲ」「雨振る湖南線」「麻浦終点」などの名曲を次々と発表し、1978年12月には日本のコロンビア社の依頼を受けて、美空ひばりさんの歌も作曲しました。
朴椿石氏は、女性歌手李美子(イ・ミジャ)さんとのコンビで500曲も発表するなど、韓国の大衆歌謡を2700曲も作曲するなど旺盛な活動を続けてきましたが、1994年8月に脳卒中で倒れ、16年間闘病生活を送っていました。