厳しい暑さが続く韓国では20日、南東部で日中の最高気温が39.3度となり、今年に入って全国の最高気温を更新しました。
気象庁によりますと、この日の午後４時までに南東部の慶尚南道・昌寧（チャンニョン）は、全国で最も高い39.3度となり、今年の最高気温を更新しました。ソウルは35.7度でした。
韓国では21日も広い範囲で晴れて厳しい暑さが続き、最高気温が35度以上の猛暑日となる所が相次ぐ見通しです。
特に慶尚南道は、梁山(ヤンサン)、合井(ハプチョン)、昌寧(チャンニョン)などほとんどの地域で、日中の最高気温が38度になる見込みです。
一方、猛暑の影響で、エアコンなど冷房機器の使用が増え、夏の最大電力消費量も連日更新しています。
電力取引所によりますと、全国的に猛暑注意報が出された20日午後5時の電力消費量は、8808万キロワットで、夏の電力消費量としてはこれまでで最高となりました。
また、厳しい猛暑で、これまでに熱中症などで9人が死亡しています。
疾病管理本部の関係者は、日中の野外活動をなるべく控えるとともに、こまめに水分を取るなど、熱中症予防対策を徹底するよう呼びかけています。