過去最悪とされた1994年夏以来の厳しい猛暑が続いています。
22日のソウルの最高気温は38度と、1994年の38.4度、38.2度に次ぐ3番目となりました。
首都圏の京畿道安城市では39.5度まで上がりました。
台風10号の影響で水蒸気を含んだ熱い空気が韓半島に流れ込み、夜になっても気温が下がらない地域が増えています。
気象庁は、台風の間接的な影響で水蒸気を含んだ熱い空気が韓半島に流れ込んでいて、熱帯夜現象が内陸部の多くの地域に拡大しているとしています。
猛暑は8月上旬まで続く見込みで、観測史上最も暑かったとされる1994年よりも暑くなるのではないかとの懸念も出ています。
気象庁は、猛暑は平年の場合は8月上旬にはある程度収まるが、ことしはいつ終わるか予測するのは難しいとしています。
一方、23日朝のソウルの最低気温は29.2度で、11年振り最も高くなりました。
この夏になって熱中症患者は950人に上り、そのうち10人が死亡しています。