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社会

セウォル号沈没事故 裁判所が国などに生存者への賠償命じる

Write: 2019-01-15 09:43:43Update: 2019-01-15 19:01:52

Photo : KBS News

韓国で2014年4月に修学旅行中の高校生らおよそ300人が死亡した旅客船セウォル号の沈没事故をめぐって、国と運航会社が生存者とその家族らに慰謝料を支払うよう命じる判決が言い渡されました。
水原地方裁判所安山(アンサン)支部は14日、生存者とその家族ら合わせて76人が国と運航会社を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、海洋警察や船長らが避難誘導措置を怠ったことなどと、生存者が激しい精神的苦痛を強いられたことの間に因果関係があったとして、生存者本人に対して1人あたり8000万ウォンの慰謝料を支払うよう命じました。
また、修学旅行中だった高校生の生存者の両親や兄弟姉妹、祖父母には最高で1600万ウォン、一般人の生存者の配偶者や子ども、両親、兄弟姉妹には、最高で3200万ウォンをそれぞれ支払うよう命じました。
裁判所は、当時救助に当たった海洋警察が避難誘導を怠った職務上の過失、セウォル号が出航する過程で運航会社が犯した業務上の過失、船長や船員らが救助措置を取らずに下船した違法行為などをすべて認め、こうした違法行為とセウォル号の生存者とその家族が事故のあとに経験した精神的苦痛との間に因果関係があると判断しました。
去年7月にセウォル号の犠牲者の遺族らが起こした損害賠償請求訴訟で、ソウル中央地方裁判所は、国と運航会社の責任を認め、犠牲者1人あたり2億ウォン、両親に4000万ウォンの慰謝料を支払うよう命じています。

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