アメリカのトランプ大統領は北韓の非核化について楽観的な見通しを示し、2回目の米朝首脳会談に意欲的ですが、アメリカの国家情報長官は、北韓が核兵器を完全に放棄するかどうかについて疑問を呈しました。
ダン・コーツ情報長官は29日、アメリカ議会上院情報委員会に出席し、北韓の非核化に関連して、北韓は大量殺傷兵器開発と関連した計画を1年以上中断していると評価しました。
また、金正恩国務委員長については、非核化に前向きな姿勢を維持していると評価しました。
ただ、北韓が実際に核を放棄するかについては、北韓指導部は核兵器を政権維持の重要な手段と考えているとして、北韓が核兵器を完全に放棄するかについては否定的な見解を示しました。
AP通信はこうした発言について、トランプ大統領は去年6月の米朝首脳会談後に北韓による核の脅威はなくなったとしているが、国家情報局の見解は必ずしもトランプ大統領と一致しないと指摘しました。