2014年4月、南西部の珍島(チンド)沖で沈没した旅客船「セウォル号」の犠牲者304人の遺影が掲げられていたソウル光化門(クァンファムン)広場の焼香所が、17日撤去され、遺影はソウル市庁に移されました。
セウォル号沈没事故家族協議会は17日午前10時、光化門広場で犠牲者304人の遺影を移す式典を行いました。
式典には、犠牲者の家族や市民ら100人あまりが出席しました。
焼香所は18日、4年8か月ぶりに撤去され、遺影は、適切な場所が見つかるまで、ソウル市庁の地下書庫に臨時保管される予定です。
ソウル市は、光化門広場の焼香所が設置されていた場所には、セウォル号沈没事故を記憶し、安全の重要性を知らせる展示スペースを設ける方針です。