韓国のことし1月から3月期の経済成長率がこの10年で最低の伸びとなりましたが、今月の消費者心理指数(CCSI)はこれとは逆に、7か月ぶりに100を上回ったことがわかりました。
消費者心理指数は、経済状況に対する消費者心理を総合的に表す指標で、2003年から2018年までの平均を100とし、100より大きければ、消費者心理がこの間の平均より楽観的であることを示します。
韓国銀行が26日に発表した4月の消費者動向調査の結果によりますと、今月の消費者心理指数は前の月に比べて1.8ポイント上昇して101.6と、7か月ぶりに100を上回ったということです。
去年12月から今月まで、5か月連続の上昇です。
韓国銀行の関係者は、「消費者心理指数は、消費者が肌で感じる景気であるだけに、短期的には経済成長率と逆方向に動くことがある。補正予算案に対する期待感や、物価や住宅価格の安定などの影響で上昇したとみられる」と分析しています。
今月の消費者動向調査は、11日から18日まで全国の都市部に住む2500世帯を対象に行われました。