国防部は、今月31日から来月の2日までシンガポールで開かれるアジア安全保障会議・シャングリラ会合に合わせて、日本や中国との国防相会談の開催に向けた協議を進めています。
国防部は21日の定例会見で、シャングリラ会合に合わせて、鄭景斗（チョン・ギョンドゥ）国防部長官が日本の防衛相、中国の国防部長とそれぞれ会談を行うための協議が進められていることを明らかにしました。
会談の議題については「さまざまな内容について協議している」とし、「協議の結果が出次第、改めて発表する」と述べました。
日本の防衛相との会談が開催されれば、去年の10月以降中断されていた両国の防衛トップによる対話が再開されることになり、レーダー照射問題により途絶えていた人的交流など、国防面での交流や協力の再開に向けた協議が行われる見通しです。
現在、軍事分野においては、日本とは「レーダー照射問題」、中国とは「高高度迎撃ミサイルシステム・サード問題」によって関係悪化が続いているため、シンガポールでの会合を通じて軍事交流の再開につながるかに関心が集まっています。