韓国を訪れているアメリカのトランプ大統領は、30日午前、ソウルで韓国の大企業トップらと懇談し、韓国企業のアメリカへの投資に謝意を示すとともに、さらに積極的な投資を促しました。
韓米首脳会談に先立って行われたこの懇談会には、サムスン電子、現代自動車、SK、LG、ロッテの5大財閥のトップをはじめ、大企業のトップ20人あまりが出席しました。
この席でトランプ大統領は、ロッテグループがアメリカに3兆6000億ウォンを投資して石油化学工場を建設するなど、最近、韓国企業がアメリカに投資していることに対して感謝の意を表明し、引き続き投資を拡大するよう求めました。
そしてトランプ大統領は、今回の大阪G20サミットで、中国の習近平国家主席と首脳会談を行い、両国間の貿易交渉を再開することを決めたことを明らかにし、「今後良い結果が出ることを期待する」と述べました。
また韓国企業に対して、中国の通信機器最大手のファーウェイ(華為技術)との取り引き中止を求める具体的要求はありませんでした。