アメリカのトランプ大統領は、北韓の金正恩(キム･ジョンウン)国務委員長から、｢韓米合同軍事演習が終わり次第、すぐ交渉を再開したい｣という親書を受け取ったことを明らかにしました。
トランプ大統領は、現地時間で10日、自身のツイッターで、｢金正恩国務委員長が、韓米合同軍事演習が終わり次第、すぐに交渉を再開したいという内容の親書を送ってきた｣と述べました。
また、親書の内容のほとんどが今回の韓米合同軍事演習に対する愚痴で、10日に北韓が2発の飛しょう体を発射したことについては、軽く謝る表現も含まれており、演習が終われば発射実験も行わないと書かれていたということです。
これに対してトランプ大統領は、｢近いうちに金正恩国務委員長に会うことを期待したい。非核化を成し遂げた北韓は、世界をリードする国になれるだろう｣と述べ、4回目の正式な米朝首脳会談の実現に対する期待感を示しました。
今回のトランプ大統領のコメントは、北韓が10日午前5時、韓半島東の海の東海に向けて、短距離弾頭ミサイルと見られる飛しょう体2発を発射してからおよそ15時間後に公表されています。