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国際

北韓「韓半島情勢の悪化はアメリカが原因」と名指し非難

Write: 2019-08-21 13:58:34

北韓「韓半島情勢の悪化はアメリカが原因」と名指し非難

Photo : YONHAP News

ことし6月の板門店での米朝首脳会談以降、北韓はアメリカに対する非難を控えていましたが、21日、韓半島情勢の悪化の原因はアメリカだと非難しました。
北韓の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は21日の論評で、「アメリカの変わらない対朝鮮敵視政策は、潜在的・直接的脅威を取り除くための自衛的対応措置を、我が国が取るよう追い込んでいる」と指摘しました。
また、20日に終了した韓米合同軍事演習や韓国政府によるアメリカ製の最新兵器の導入を取り上げ、「アメリカの無分別な戦争演習騒ぎや武力増強策動により、朝鮮半島と地域の情勢が日増しに悪化している」と批判しました。
北韓はこれまで、韓米合同軍事演習とアメリカ製兵器の導入についてたびたび非難してきましたが、主な対象はアメリカではなく韓国で、国内向けのメディアを通してアメリカを非難することは控えていました。
しかし、この日の論評で、「アメリカは、朝鮮半島の平和と関係改善を望んでおらず、不純な目的を追求している」と主張するなど、アメリカに対する不満を示しました。
ただ、「力の対決に反対し、対話と交渉を通じて朝米関係を改善し、恒久的で強固な平和体制を樹立することが、我々の一貫した立場だ」とし、対話を続けていく意思を示したほか、厳しい表現を控えるなど、アメリカを刺激しないよう配慮している様子が確認できました。
北韓のこのような態度は、米朝間の実務交渉が再開された場合、韓米合同軍事演習やアメリカ製兵器の導入など、北韓の安全保障に関わる懸念を解消するための案件を主な議題として議論したい狙いがあるとの見方が出ています。

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