文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１０日、海洋水産業の発展戦略について話し合う会合に出席し「海洋バイオ、海洋観光、エコシップ、先端海洋装備、海洋エネルギーの５つの海洋新産業を積極的に育成する」と述べ、海洋水産産業の育成に意欲を示しました。
文大統領はこの日、全国経済ツアーの一環として忠清南道で開かれた「海洋水産新産業発展戦略報告会」に出席しました。報告会で文大統領は「海は我々の未来だ。海洋水産の新産業でグローバル海洋大国を実現する」と述べ、海洋産業の重要性を強調しました。
文大統領は産業育成のための数値目標について「３兆ウォン水準の国内海洋新産業市場の規模を２０３０年には１１兆ウォンに引き上げ、海洋水産関連の研究開発を２０２２年までに国家全体の研究開発（R&D）予算の５％にあたる１兆ウォンまで増やす」と述べたうえで、海洋資源の確保や海洋観光の活性化、海洋水産業のスマート化など産業育成に向けた多角的な方針を示しました。