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経済

液体のフッ化水素 日本政府が半年ぶりに輸出許可

Write: 2020-01-10 14:30:10

液体のフッ化水素 日本政府が半年ぶりに輸出許可

Photo : KBS News

日本政府が去年7月以降、韓国への輸出管理強化の対象に指定していた半導体材料3品目のうち、液体のフッ化水素の韓国への輸出を半年ぶりに許可したことがわかりました。
日本経済新聞が10日、報じたところによりますと、化学メーカーの森田化学工業は、去年12月24日付けで日本政府から許可を得て、半導体の製造に使う高純度フッ化水素の韓国への輸出を8日、再開したということです。
日本政府は去年7月、フッ化水素、フッ化ポリイミド、フォトレジストの3品目について、韓国への輸出管理を強化する措置をとりました。
高純度フッ化水素は液体で、半導体ウエハーの洗浄に使うほか、エッチング剤の原料になります。
フォトレジストとフッ化ポリイミド、それに気体のフッ化水素については、輸出管理強化後も日本からの輸出実績がありましたが、先端半導体の製造に欠かせない液体の高純度フッ化水素については確認されていませんでした。
高純度の液体フッ化水素については、森田化学やステラケミファなど日本勢が世界シェアの80%から90%を占めています。
このうち森田化学は韓国でおよそ3分の1のシェアを持ち、サムスン電子やSKハイニックスなどの半導体メーカーに供給していました。
森田康夫社長は去年、日本経済新聞の取材に対し「(輸出管理の強化は)日本企業のシェア低下につながりかねない」と懸念を示していました。
一方、韓国政府や企業は輸出管理の強化を受けて、韓国国内での代替品の開発を目指しています。
これについて日本経済新聞は、「技術的な問題もあり、早期の大幅な代替は難しいとみられるものの、森田化学の担当者は『出荷量が以前の水準まで回復するかは見通せない』と話した」と伝えました。

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