アメリカとイランの間で緊張が高まり、石油や天然ガスの受給に対する懸念が出ている中、韓国ガス公社は、中東産の天然ガスの価格や需給は安定的であると明らかにしました。
韓国ガス公社は15日、「カタール産の液化天然ガス(LNG)は、通常通り韓国に輸入されており、供給先と供給市況を毎日チェックしているが、これまで変わった内容は確認されていない」と説明しました。
LNGは、アメリカなどでも生産が増えていて、国際市場ではLNGが十分に供給されており、国際石油価格や天然ガスの現物価格も横ばい状態にあるということです。韓国ガス公社は「LNGは十分に確保されているため、安定的に供給できるだろう」と説明しました。
アメリカとイランの緊張が高まっていることを受け、韓国ガス公社は今月9日、緊急対策会議を開き、非常対策チームを設けました。ガス公社は「今後も、政府や関連企業との連携を強化し、天然ガスの安定的な需給に向け、しっかり備えていきたい」と話しました。