韓国政府は、新型コロナウイルスによる肺炎の治療にかかる費用全額を国が負担することに決めました。
保健福祉部が29日にまとめた内容によりますと、感染病管理法に基づいて、新型コロナウイルスによる肺炎の患者などの診療・治療費は国と健康保険公団、地方自治体が共同で負担します。
費用支援の対象は、感染者、感染が疑われる患者、症状のある調査対象者で、支援期間は隔離入院した時点から隔離が解除されるまでです。
一方、外交部は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて28日、香港とマカオを含む中国全域を対象に旅行の自粛を勧告するレベル２の旅行警報を新たに出しました。
ウイルスの発生源とされている武漢市を含む湖北省全体に対しては、25日に発令された、帰国を勧告する旅行警報レベル３が維持されています。
香港の英字新聞、サウス・チャイナ・モーニングポストの集計によりますと、29日０時現在で、中国国内の新型コロナウイルスによる肺炎の感染者は5571人、死亡者は131人だということです。
韓国では、27日に４人目の感染者が確認されました。