新型コロナウイルスの感染拡大に対する韓国の対応について、海外のメディアから「民主的かつ効率的に対応している」という評価が相次いでいます。
アメリカのワシントンポストは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための市民社会の自主的な動きに注目し、「韓国市民は会合をキャンセルし、宗教集会もオンラインで行われた。多くの感染者が出た大邱（テグ）では、政府が都市を封鎖せずとも市民が自主的に移動を控えた」と報じました。
アメリカのワシントンポストは、検査の拡大が新型コロナウイルスに対応する「効果的な武器」と指摘し、これにより、韓国では新型コロナウイルスウイルス感染による死亡率が世界で最も低くなっていると評価しました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズも、韓国が初期の段階から、患者と医療従事者との接触を最小限に抑えるドライブスルー方式を採用した検査施設の設置などにより、検査を積極的に行ったことを評価しました。
イギリスBBCは、「韓国では移動制御などの措置は取られなかったが、韓国人は自主的にマスクをつけ、検査を受けた」と伝えており、アメリカの政府系放送VOA＝ボイス・オブ・アメリカも、「韓国人はパニック状態に陥らなかった。彼らがバス停でどのように咳をするかを見るべきだ」としています。