１回の接種で済むとされる、アメリカのヤンセンファーマ（ヤンセン）が開発した新型コロナウイルスワクチンの使用が韓国で許可されました。
食品医薬品安全処は７日、ヤンセンのワクチンに関する最終点検委員会を開き、ヤンセンのワクチンの使用を許可することを決定しました。
これで、韓国で使用が許可されたワクチンは、ファイザーとアストラゼネカに加え、ヤンセンとあわせて３種類となります。
ヤンセンのワクチンは、韓国で使用が確定されているコロナワクチンの中で、唯一、１回の接種で済む製品で、マイナス25℃から15℃で２年間保存することができます。
食品医薬品安全処によりますと、臨床試験の結果、ヤンセンのワクチンの予防効果は、接種から14日以降に66.9％、28日以降で66.1％でした。
副反応については、頭痛や筋肉痛、発熱など、ワクチン接種後に一般的にみられる軽い症状で、２、３日で回復したということです。
韓国政府は、ヤンセンから600万人分のワクチンを購入することで契約を締結しており、国内に供給される日程は協議中だということです。