スイスのビジネススクール、IMD＝国際経営開発研究所は16日、世界競争力ランキングを発表し、韓国は、64の国と地域の中で、去年と同じ23位となりました。
人口が2000万人を超える29の国と地域の中では８位と、同じく去年と同じ順位を維持しました。
世界競争力ランキングの評価基準となる４項目のうち、韓国は、「経済状況」と「企業の効率性」で順位が上がった一方、「政府の効率性」と「インフラ」では順位を下げました。
これについて、政府は、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、ほかの国に比べ経済への影響を最小限に抑え、よい成果を出したことが評価につながったとみられると分析しました。
そのうえで「大胆な規制の改善、企業の働きやすい環境作り、経済包容性の強化などを通じて、国の競争力を高めるため一層取り組んでいく必要がある」と述べました。
今回のランキングで１位となったのは、スイスでした。日本は去年より3つ順位を上げ31位、アメリカは去年と同じ10位、中国は去年より４つ順位を上げ16位となりました。